鳳東研究所

天鳳備忘録兼日記帳

何切るのマジョリティに意味はあるのか

タイトルについて、結論から言うと正解を導く手段としてはほとんど意味は無いと思う。

 

よくTwitterで何切るのアンケートを見かけるがマジョリティが間違っているというのは頻繁に見受けられると私は感じる。

 

ただまったく意味が無いとは思ってなくて例えば何切るにおける2番手がマジョリティになってたりすると「あぁ、こんなにも間違えてくれる人がいるなら(アンケート投票者の母集団の傾向にもよるが)まだまだ世間のレベルはこんなものか」とか思ったり、あとは単純にTwitter上で注目されるには有効な手段だったりすると思う。

 

 

 

 

というわけで昨晩以下のような何切るをTwitterにあげた。

局面は鳳東のオーラスだ。

 

 

f:id:houtooooooon:20190805124042j:plain

 

 

 

すると(13時間で)以下のような結果が得られた。

 

 

 

 

f:id:houtooooooon:20190805125246p:plain

 

 

 

正直驚いた。なぜなら1pはこの3択の中だと最もあり得ない選択だと自分は思っていたからだ。

 

ということでここからは実践中(持ち時間3秒)の思考と対局後の考察を述べていこうと思う。

 

 

その前にまず前提条件の確認からしておく。

 

・鳳東は完全順位制[60-30-0-(-90)]である

・したがって今回はラス回避を目標とした打牌を最適打とする

 

 

 

 

 

<実践中>

 

点差は上家とは8100点差、対面とは14800点差、下家とは5500点差だからラス回避には5200点(1300-2600)以上の手を作る必要がある(=つまりツモって1000-2000の手になるような受け入れは価値がない)。

したがって平和テンパイになるような受け入れの価値は大きい。一応3900点なら下家からの直撃もしくは対面からの直撃(南入するため)でOKなのでそういう意味でも平和の価値は大きい。(ここまではオーラスの開始時にしっかり確認しておく)

 

 

 

 

以下がツモ2p時の思考内容 

 

嬉しいテンパイになるようなツモの種類を考える。

 

2mを持っていて嬉しいツモは3mと4mの2種類(1mツモによるテンパイはリーチしてツモっても裏ドラが必要なので今回は価値が低い)。

 

1pを持っていて嬉しいツモは8pと9pの2種類と赤5p。さらに今回重要となる平和テンパイになる受け入れもたくさんあるから打1pだけは直感的に真っ先に除外。

 

4sを持っていて嬉しいツモは3sと5sの2種類。

 

したがって2mか4sの2択だけど2mを持っていたときの4m引きテンパイは愚形待ちになるため4sの価値よりも劣るため打2m。(これらの比較の思考に持ち時間の3秒をフルに費やす)

 

それを踏まえて実践では2mを切った。

 

 

 

 

<対局後考察>

だいたい上記と同じだが平和のテンパイの価値を枚数で加味していく。

 

また、例えば極端な話をするなら8pツモテンパイ→リーチ後9pツモ→裏ドラ1枚のる→トップになると4着→1着で90+60=150ptの価値があるわけだけれどそこまで考慮して計算すると計算が煩雑になるため今回はこのアプローチは除外させてもらう。

(そういう意味で1pはトップになるには重要な牌だからこの補正を入れると切るのはさらにまずい気はした)

 

 

具体的には黒5pや6pツモなどの価値のあるテンパイになる枚数を数えていくのだけれどこれらのツモは裏ドラが1枚乗る必要があるため今回は平和手の裏ドラののる確率が約30%(場に見えてる牌を数えたら厳密に計算できるけどめんどくさいのでサボります)であることから黒5p2枚→2枚×0.3=0.6枚として数えることにする。(この考え方にはあまり自信なし)

 

あとは愚形テンパイ、良形テンパイになるような牌の価値は、和了率の差に直結するため当然差があるのだけど、どういう風に数値化させればいいか自分ではよくわからなかったので何かいい案があったら教えてくださると嬉しいです。

 

2m所持による嬉しい牌の枚数→1m(4枚×0.3=1.2枚)、2m(2枚×0.3=0.6枚)、3m(4枚)、4m(4枚)で合計9.8枚

 

1p所持による嬉しい牌の枚数→3p(3枚×0.3=0.9枚)、5p(赤1枚+2枚×0.3=1.6枚)、6p(3枚×0.3枚=0.9枚)、8p(4枚(×??、安目高目あるからどうすればいいのかわからん!ここでは先に述べたトップの可能性を加味して仮に×1.0として数えた))、9p(3枚)で合計10.4枚

 

4s所持による嬉しい牌の枚数→2s(2枚×0.3=0.6枚)、3s(4枚)、4s(3枚×0.3=0.9枚)、5s(4枚)、6s(4枚×0.3=1.2枚)で合計10.7枚 

 

 

 

 

 

…と、ここまで書いて思ったのだがそれぞれの枚数カウントに価値の差があることに気付きここで一旦書くのを止めてしまった。

というのも例えば3m(4枚)ツモによる14m待ちテンパイと4m(4枚)ツモによるカン3mテンパイは和了率の観点だけでもあきらかに違う価値の4枚なのでこれらを同じ4枚とすることに違和感があったからだ。さらに厳密に計算するならばこのあとの平均テンパイ順目、愚形(良形)待ちになったときのツモ和了率、ロン和了率を何らかの形で係数として掛けたりなどする必要がある(特にドラの3m待ちテンパイになったときはかなり和了率が低いように思う)。なので上記の数字はほとんど参考にならないと思い、この記事も未公開のままボツにしようと思ったのだがいろいろあって公開することにしたw

 

まあもともとこのブログ自体、自分のための備忘録が本来の目的なのでそういう意味では消す必要も無いかーともなった。とりあえず手計算は大変というのが実感できたという意味で今回自分にとってとても勉強になった。

 

 

というわけで自分の中での結論は打2m!ただ「一択」は言い過ぎたかなとちょっと反省。

 

最後に私の好きな何切るに関する一句を詠んでこのブログの締めとしておく。

 

 

 

 

 

 

 

何切るは

 

何を切るより

 

誰が切る

 

 

鳳東プレイヤー研究1:カラスの子 天鳳5万戦プレイヤーのヤバい奴

このブログのタイトルである「鳳東研究所」というのはもともと「鳳南研究所」(http://saikyo-jansi.com/)というブログがあって言うならそのパクリみたいな物である。

 

 

ちなみに本家「鳳南研究所」のブログでは天鳳鳳凰卓東南戦で強い成績を残しているプレイヤーの鋭い一打をピックアップして解説すると言った形式のブログで、天鳳トッププレイヤーの打牌を勉強するには最適だと思うので、打牌の引き出しを増やしたいと思っている人にはオススメのブログだ。

 

 

 

さて、このブログの開設時にとりあげてほしいお題を募ったときに「鳳東プレイヤーについてとりあげてほしいです!」といった意見をいただいたので本家をリスペクトして今日は「カラスの子」という天鳳プレイヤーについて紹介しようと思う。

 

 

天鳳鬼打ちプレイヤーといえばおそらく最も有名なのが鳳凰卓東南戦を2018年6月に月間1041戦打ったことでも知られる第14代天鳳位「お知らせ」(@shirase_ccr)だと思う。ちなみにお知らせ氏はきたる2019年8月23日に「鬼打ち天鳳位の麻雀メカニズム」(https://www.amazon.co.jp/dp/4839970564/ref=cm_sw_r_tw_dp_U_x_oG.iDb4HZY39H)という本を出版予定なので興味のある方は是非見ていただきたい。

 

 

 

ただ今回取り上げるカラスの子という天鳳プレイヤーも相当のものである。まず天鳳の四麻の総対戦数が53247戦(2019年8月2日現在)。2010年から打ち始めているので読者の中にはあり得る数字ではと思う方もいるかも知れないが単純に平均しても1日あたりの打数が53247÷3203≓17戦なのでこれだけでもただ者ではないことはおわかりいただけるだろう(そもそも10年の年月で平均打数を計算すること自体に疑問があるが)。

 

 

 

ただここで一つの疑問が生じる。

 

 

 

 

 

 

 

「なぜこんなにもカラスの子は天鳳を打つのか」

 

おそらくいたって普通の疑問だと思う。

そこで今回の記事では上記の疑問について筆者なりに考察してみた。

 

 

 

①カラスの子は人間ではなくAI説

驚異的な打数であることからこの説は真っ先に思い浮かぶのだが筆者はこの説については否定的である。以下それについて述べていく。

 

 

 

f:id:houtooooooon:20190802201249j:plain

 

 

 

これは私が2019年6月15日深夜0時頃対戦したときのものだ。

手前が私(鳳東のうさぎさん)で下家がカラスの子である。

 

東1の配牌でドラもなくどちらかというと悪い配牌である。

ここでは無難にオタ風の打北とした。

 

 

 

f:id:houtooooooon:20190802201522j:plain

 

下家のカラスの子がドラの3pをツモ切り対面の親がそれをチー。

対面は喰いタン本戦で下家はよくわからない。

 

 

 

 

ただこのあと妙なことに気がつく。

 

 

 

 

 

 

 

 

f:id:houtooooooon:20190802201652j:plain

 

もしかして下家、寝落ちしている…?

 

天鳳はプレイヤーが回線切れの場合は真ん中のプレイヤー名が赤字になるのだがこのとき下家のプレイヤー名は通常通りの黒字だったので寝落ち説が濃厚である。

 

 

そしてこのあと私は満貫をツモ上がる。

 

f:id:houtooooooon:20190802201939j:plain

 

 

 

 

そして次の東2局、私は衝撃的な事件を目の当たりにすることとなる。

 

 

 

f:id:houtooooooon:20190802202130j:plain

 

 

 

東2局、配牌はターツが揃っていてまずまずの手、まっすぐ打3sとした。

下家は相変わらずのツモ切りである。そして…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

f:id:houtooooooon:20190802202253j:plain

 

?!?!

 

突然の手出し、カラスの子の露骨な人間アピールである。

 

このあと私はトップをとり、下家のカラスの子は2着を取っていたが私にとってはとても忘れられない出来事となった。

 

 

ちなみにカラスの子のTwitterの残骸と思われるアカウントが存在するのだが長い間更新されていないため人間かどうかの証拠としてはあまり参考にはならない。

 

さて、どうしてカラスの子は寝落ち(?)してまででも予約ボタンを押し続けるのか…

 

以下、私なりに3個ほど仮説を立てた。

 

 

 

 

天鳳を打つことを生業としているとしている説

 

そもそもこんな毎日天鳳を打っていてたらまずまともな日常生活は送ってないと思うのだが、これならある程度納得がいくと思う。打数に応じた報酬制だとすれば納得の鬼打ちだろう。

 

 

しかし、誰が好き好んでカラスの子に給料を与えているのか、天鳳創設者のつのだが雇っているのか、その方面に関してははなはだ疑問である。

 

 

 

 

 

③大切な人を人質に取られている説

 

もしこのようなことが本当に起こっているならば刑事事件である。天鳳を打たないと人質を殺すといった契約がなされているのならば私が当人だったとしてもずっと天鳳を打ち続ける選択を選ぶだろう。

 

 

ただ、犯人がなぜ天鳳を打ち続けることを契約条件としているのかがミステリアスなので事件の犯人は愉快犯である可能性が高い。

 

 

 

④ギネス記録などの記録を狙っている説

 

これなら納得がいくし、この説が高いと私は考えている。

 

 

 

以上が私の立てた仮説だがもし他に有力な仮説がある場合は非常に興味深いので鳳東のうさぎさん(@houtooooooon)まで連絡をいただけると助かります!

 

 

最後に、よくTwitterなどで「カラスの子の打牌やばすぎwww」といったツイートを見かけるのだが世の中には我々の知り得ない環境で天鳳を打っている可能性があることは頭の隅に置いておきたい。

 

私はカラスの子が我々と違う"""ステージ"""にいることを信じてやまない。

 

 

 

 

 

 

宣伝!このあと21時頃からYoutube天鳳配信するので良かったら見に来てね!

(https://www.youtube.com/channel/UCUa_HEC0GujSJyo0Br4hg1w?view_as=subscriber)

 

では!

VSヤオチュー牌ドラポン~役牌カウンティングは怠らない~

8月に入って1着1着2着2着2着ときて

「やっぱり鳳東は実力ゲームだな~」

と早くも思い始めているうさぎです💪🐰


そして今月6戦目も開幕の親番で2000オールをツモって完全実力ゲームであることを確信しつつある東1局1本場が今日のテーマの局です~





f:id:houtooooooon:20190801100659p:plain



上家にドラの1pをポンされました。

当然ですけど麻雀っていうゲームは役がないとあがれないので仕掛けが入った場合は必ず役が何であるかしっかり考える必要があります。特に今回は明らかに高い仕掛けなので警戒度はかなり上がりますが仮にドラが1pでないとしても必ず仕掛けの役が何であるのかを考えます。





f:id:houtooooooon:20190801100722p:plain





1pをポンして2sが切られました。
こういうときはまず場に見えてない役牌を必ず数えます!

今回でいうと東と白と発が見えてないですねー

もちろん上家の役がトイトイやホンイツチャンタであったりと必ずしも役牌とは限らないので思い込みには要注意です!

ただ今回だと仮に上家の手役がホンイツだと西、北と2sの切り順が逆になりそうなのでホンイツではなさそうだな~など捨て牌の切り順で他の手役の候補を除外していきます。

また上家がチャンタやトイトイを狙っている場合は河に456の牌がどんどん並ぶことが多いのでそういう意味でも今回は役牌の線が濃厚ですねー






f:id:houtooooooon:20190801100753p:plain




というわけでタンピン赤1のイーシャンテンまでたどり着きました。

東が浮いてますがテンパイしたら切るつもりでいました。

例えばこれが白と発が場に見えてて残る役牌が東しかない場合だと東の放銃率が跳ね上がるのでテンパイしても切らないですけど今回は白も発も見えてないので単純な計算でも東が上家の役である確率が3分の1、つまり放銃率自体がそこまで高くないので白や発が場に見えない間は割と切りやすく思います。

そういう意味でも残ってる役牌の種類を数えるのはとても大切ですね!





f:id:houtooooooon:20190801100816p:plain





2枚枯れの中を持ってきました。

ここで先に東を切っておいてほぼ安牌である中を手牌に持っておく選択もあります。

実際、東が鳴かれるもしくはロンされる確率は現状そんなに高くないですし、東は引っ張れば引っ張るほどロンされる確率も上がっていきます。

ただ、もしここで東を切って鳴かれると一気に分の悪い勝負になる上に、だいたいベタ降りからのツモられて親被り4000点失点コースなのでテンパイするまでは東を抱えます。

逆にテンパイすれば東を鳴かれても(特にメンゼンでテンパイした場合はリターンが大きい)勝負になるので今回は東を抱えて打中としました。



















f:id:houtooooooon:20190801100844p:plain


















?!





































f:id:houtooooooon:20190801111708j:plain

























f:id:houtooooooon:20190801100903p:plain


















f:id:houtooooooon:20190801100922p:plain







牌操作まみれのゴミカス欠陥ランダムクソゲーことtenhou.netは今すぐ閉鎖してくれ~