鳳東研究所

天鳳備忘録兼日記帳

7月鳳東総括とS級のやらかした一局~サドンデスで自分が即ラスにならないストーリーを抜け目なく描く~

少し早いけど7月はもう打たないので今月の成績とまとめを書いていこうと思います!

 

とりあえず今月の成績

 

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7月成績

安定8.9段ぐらいでまあまあついてたなーと思う反面ひっどいミスもあったのでなんとも言えないって言うのが本音だ

 

 

どうでもいいけどこのIDは月間対戦数は可能な限り毎月n×100戦ぴったりで終わるように毎月調整してる。(nはそのときの気分によりけり)

 

 

深い理由はないけど強いて言うなら男冥利ランキング(http://otokomyouri.com/toppage.aspx)で月別の成績を調べたときに一目で調子の善し悪しがわかるってのが理由、つまりほんとにどうでもいい理由w

 

 

もしかしたら何か調子の良し悪しとシーズンに相関関係があるのでは?と思って始めたけど案の定相関関係っぽいのは見受けられなかったw

 

 

強いて言うなら打数が多い月は成績が悪いことが多いので自分がいい成績を残すにはやっぱり打数を減らして質を高めた方がいいのかなと思ったぐらいですかねー

 

 

これだけで終わるのもあれなので自分のS級ミスの局をピックアップしてこの記事の締めとしようと思います。

 

 

ほんとはミス(しかもS級のやつ)とか恥ずかしくて記事にもしたくないけど戒め兼備忘録として渋々書いていきますね…

 

 

というわけで局面はサドンデスの南一局です。

 

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オーラスで特に気にすべきことは前回の記事(https://houtooooooon.hatenablog.com/entry/2019/07/21/205648)にまとめてあるので詳細は省きますがこのとき自分が真っ先に考えることを先に列挙しておきます。

 

・現状自分は2着目なのでなるべく30000点を超える手組み(5800点以上)をこころがける。とはいうものの自分がリーチをするとラス目との点差が1700点に縮まり上家下家の満貫ツモで即ラスENDがあるのでリーチ自体は先制で無い限りはなるべく控えたいところ。(サドンデスの親番でラス目と2000点差以内か否かはそういう意味でかなり重要なので自分は毎回意識してます)

 

・ラス目とは2700点差なので2600点までは放銃可能ではあるが2600を誰に放銃しても南2局があるので下家のゲームエンド条件の3900点以上には絶対放銃できないし上家や対面の満貫にも放銃できない、よって押し引きはかなり引き気味。

 

・自分の即ラス条件として対面の満貫ツモによる親被りラス(一応上家の跳満ツモによる自分のラスもあるが競ってる局面かつ跳満自体の出現率を加味してほとんど考慮しない)があるため対面のリーチに対しては唯一押していかなければならないことはある。

 

・とはいえ逆に言えば対面の満貫ツモ以外は即ラスがないのでとにかく放銃しなければひどいことにはならない

 

っていうのを開局の点棒状況を見て考えます。

 

これだけ見ると「うわ、めちゃ考えること多いな」とか「こんな考えないといけないのか」とか思うかも知れませんが一言でまとめると「自分がこの一局で即ラスになりうるストーリーを抜け目なく描く」ってことに収束するのかなと思います。

 

それでも「わっかんね~~~~」って人は速卓を沢山打って沢山痛い目を見てそれをインプットするのが急がば回れだと自分は思いますねー

 

 

もちろん上下のリーチによってリーチ棒が出ると条件はいろいろと変わってくる(自分のトップ条件が5800点から3900点に下がることなど)のでリーチ棒が出たら(要領いい人は事前に考えておけるのでしょうが)その都度自分は条件を考え直します。

 

ただ実践だと持ち時間が3秒しかないのでこれだけ考えてても局面の劇的な変化によるエラーはあります。(特に同順で2件リーチとか来たらうわああああああああああああってパニックに陥って思考停止しますw)

 

 

 

 

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これを踏まえてとりあえず第一打は西を切るのですが東は現状2枚ともスルーするつもりでいました。道中赤ドラまたはドラの6mを引いた場合は東を鳴いて全力で5800点をあがりにいくプランで進めていく感じですね。

 

(人によっては東を鳴いて役を確定させておいてドラの後引きで5800点にすればいいじゃないかと思う人がいるかもですが私はそれを一切否定するつもりもないですしもしかしたら1枚目から鳴く方が正しいかもしれません。ただ自分は東を鳴くことによる守備力の大幅ダウンからの放銃→即ラスのルートを重く見て東をスルーって感じですね。逆に言えば東を鳴いても守備力が落ちない手牌(字牌アンコがすでにあるなど)なら東を鳴いて後のドラ引きに期待します)

 

 

 

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というわけでこの東は、

 

 

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スルーしたのですが、ここでは

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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南を残して6sを切りました。

 

これは天鳳でもフリーでも同じように自分は6s切ってます。

 

6sを切ると当然7sの受けは減りますが順目が深くなるにつれて仮に7sが埋まったとしてもその頃には他のターツを落とす猶予がないと思いますし何より他のターツ(56m,45p,23s)が全て充分強い(←この要素かなり重要!!!)ので7sダイレクトのロスよりは準安全牌の南をもちつつ後の押し返しに備えて危険度の高い68sのターツを払っていきました。ちなみに他のターツに愚形ターツが含まれる場合(45p→35pなど)は愚形の比較がしがたいので南を切ります。

 

 

「じゃあ4順目の南持っとけよ」って思う人もいるかもしれませんが4順目ではまだ7s引き(かなり偉い)による他ターツ落としの猶予があることと南はション牌で安全度がそれほど高くないので南切りが優秀という判断です。

 

 

 

そして6sを赤含みでチーされたのでドラが6mで使いやすいというのもあり3900以上はありそう、現状テンパイ率はそんなに高くないとは思いますが先にも述べたように放銃は出来ないので2900点程度しか見込めないリターンの小さい現状の手ではあまり押し返せないですね。

 

 

 

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下家は1s→2sのペンチャン外し

 

2s→1sの切り順ではないことから危険度の高い2sの方が手牌に必要だったことがわかるのでこの瞬間聴牌してることはほとんどなさそうに見えます。(当然チーテンからの5sとのスライドとかもなくはないですか相当のレアケースで考慮しない)

 

 

南を切ってもいいと思いますが上家の河を加味して押し返しやすいようにここでは2s切りとしました。

 

 

 

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さらに下家の手出しが入り7pツモ、万が一にも3900は放銃できないし6pツモからの東トイツ落としによる平和移行もあるので打南。

 

 

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上家のリーチが来てこの手牌。

 

どのみち現状は上のリーチに対して安全にテンパイもとれないし7pで万が一下家に3900放銃も出来ないので降りメインのひょっこり形テンを目指して打東とした。

 

 

 

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次順、3pツモで平和のイーシャンテン

 

下家の白手出しにより下家のテンパイ率がぐっと下がったため対面への先ぎりも兼ねて打7pとした。

 

 

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下家に7pを鳴かれて平和の役ありテンパイ。

 

現状平和ドラ1の2900は3900点のあがりだと30000点を超えないが、、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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もうこれまでの思考をすべて台無しにする愚の骨頂リーチ!!!

 

 

 

実践の思考は「時間カチカチなってるやっべ、ダマの2900だと条件満たさない、1s結構良さそう」からの決め手はリーチボタンの「チュピッ」っていうSEですね。あのSEって時間に追われてるときにやられると「リーチしろ」って強迫観念を感じるのは私だけですか?

 

 

 

 

 

 

 

 

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というわけで無事咎められました。親被りで完全実力ラスです。

 

 

 

さて、今回の失敗を次に活かすべく何がダメだったかを振り返りましょう。

 

 

自分なりにいろいろ考えたのですが今回は思考時間不足による思考力停止からのリーチSEの強迫観念にやられてリーチを強いられたことですね。

 

そりゃしっかり考えたらリーチのメリットは他家の1sロンあがりで即トップ終了ってのはありますがデメリットの数があまりにも多すぎる。ダマでツモあがりでも即トップだしダマでロンでも相当有利なまま次局を迎えられる。でも時間に追われるとここまで考えが及ばない。

 

 

これを改善するには

 

 

「リーチ判断で絶対的な自信が無いときは一旦ダマ」

 

 

だと自分は結論を出しました。

 

実はこれ前から配信でも時々言ってたんですけど最近こういう機会が少なくて忘れてたって感じですね…実際半年前とかはこういう理由で恥ずかしながらよくツモ切りリーチをしてました(しそれでまあまあうまくいってました)。

 

 

「リーチ→ダマ」はできないけど「ダマ→リーチ」はいつでもできますし、ダマにしている間に思考を整理すれば自信を持ってツモ切りリーチすることができます。あと案外リーチすべき局面をダマにしたせいでラスるのって体感的にそんなに無いと思うんですよね。

 

 

というわけで今回の戒めは

 

「自信の無いリーチ判断は一旦ダマ!」

 

これを心に刻んでまた来月鳳東に臨もうと思います。

 

 

 

明日は最近のマイブーム(麻雀)についての記事です!

 

よかったらまた見に来てー!