序盤の切り出し考察 ~第一打から手の速さを読む~
今日は私の最近のマイブームを紹介しようと思う。
ひとつ目はリーチ者の残り筋カウント
残り筋カウントというのは1-4,2-5,3-6,4-7,5-8,6-9の6筋×3(マンズピンズソウズ)の計18本の筋からリーチに通った筋を引き算して通ってない筋を数えること
実は割と最近まで残り筋カウントはしてなかったんだけどやり始めて思ったのはリーチ者への無筋押しへの都合のいい言い訳になるってことだ
自分がイーシャンテンで押そうか引こうか微妙な局面で以前はうーーーーーーーーーーんって言いながら鳳東では致命傷となる持ち時間の浪費をしていたが、残り筋をカウントするようになってからは残り筋が10本以上残っているとあまり抵抗なく押せるようになった。なので持ち時間に余裕ができて他のことへの思考を巡らせる余裕ができた。
要は押し引きを数値化(可視化)することで思考時間を短縮できたという意味で役に立っている。
あとは残り筋のカウントを無意識にサボっているときは自分の脳が疲れていて思考するのを嫌がっているっていうシグナルの役割にもなった。
鳳東民って無意識に連予約して自分が気付かない内に脳が疲弊してて、それによって誤打を誘発することが鳳東民なら誰しも一度は経験したことがあると思うんだけどその予防線として機能してくれるようになった。
特に負けがこんでるときとか残り筋のカウントを怠っている自分に気付くと「あぁ、今日はもうやめどきだな~」と冷静になる。
そしてもう1つのマイブームが他家の序盤の切り出しを見ることだ。
残り筋カウントは機械的なことだけど他家の序盤の切り出しはいろいろと想像をふくらませることができるので筋カウントと違って楽しい。
どゆこと?って思う人もいると思うので実践譜でみていきましょー
さて、開幕親番スタート何を考えて何を切る?
自分は1sを切った(理由は後程説明)
さて1順進んでなに切る?
自分は8sを切った。普段なら2順目の時点で中を切って手牌をパンパンにして進めていくのだが今回は事情が違う。
注目すべきは下家の切り出し。
下家の第一打やばない??
だって自分の風牌の南を初打に切るってことはつまり1順目で孤立字牌はありませんよーってことを意味する(だって東発の南家が東白発南を1枚ずつ持っててあえて南から切ったりせんでしょ)上に19牌でもないってことは手牌はすべて準安牌の南よりも必要な牌ですよ~ってことじゃない?
実際の下家の手牌は下のような感じだった
予想通り2順目にしてはだいぶまとまっている。
実践では下家の第一打がこわすぎて普段なら中を切るところを今回は中を受け駒として手に残した
なので他家の第一打自風は結構警戒したほうがいいんじゃないかと自分は思ってる。
特に今回は自分の手がびみょーなので親とはいえ最序盤から受け気味の進行としてみた。
とはいうものの基本は自分の手の良し悪しの方がずっと優先度が高いので下の局面みたいに手が良かったら北家の第一打は北だけどめいいっぱいに受けて進めていきますよー
最後にもう一個だけ例をあげときますね
オーラスです。
何切りましょう
対面の初打役牌を見て配牌降りを決意した。
まずはオーラスなので条件を整理しましょう!
まずは自分の勝利条件(30000点を越えること)は5200じゃちょっと足りない、てかこの手牌じゃ無理じゃね?頑張ってチートイドラドラの6400かな?
あとは他家の条件確認、親と南家は2000点あがったら終わり、北家は南入を狙って最速手順をめざすはず。
あとは自分は親か南家に7700以上を放銃するとラス(←これ重要!!!)
それを踏まえて対面の初打役牌を考える。
…速そうじゃね?
だって早くあがりたい局面で初打役牌って…
何より対面の速そうな切り出しに対して無邪気に自分がリターンの小さい手を進めてダマ7700放銃とか寒すぎ!←これとても重要!!!!!!!!!!!
ということでこの局の方針は配牌降りからの2段目ぐらいからはダマ警戒という風に決めた。
むむむ!これは知る人ぞ知る"9p→てきとーな牌→8p"は手牌に6pを持っている可能性が超上がるやつ!!!これはちゃんとした理屈があるんだけどそこまで説明するのはめんどいから麻雀詳しい人に聞くかググるかしてくれ!ちなみにこれには例外もあるけど例外のパターンもちゃんと把握しておくことは必要だぞ!!(ほんとに気になる人は配信とかで聞いてくれたら説明してあげるよ、たぶん)
実際はこんな感じ
ちゃんと6p持ってるでしょ?
てか赤赤じゃん!
タンヤオ赤赤のダマ7700に刺さったらラスっちゃうよ!!!
というわけでしっかりダマ警戒しながら手を進めたので無事ダマ11600に刺さらず3着になりました。耐え~
以上最近のマイブームでした!