鳳東研究所

天鳳備忘録兼日記帳

ダイナミックホンイツ~手なり進行と染め手進行の分岐点を考える~

今月の鳳東は8月12日の時点で49-40-40-48というまさにトップラス麻雀のような分布になっている。

 

トップラス麻雀というとまだ聞こえはいいかもしれないが60-30-0-(-90)という配分だから当然負けてるしそもそも従来は1>2>3>4の分布でなければだめなのにぬるいラスを量産した(2,3→4が増えた)せいでトップラスが激しいように見えるんじゃないかっていうのが自分の考察ですねー。

 

 

で、明後日から地元の広島に帰省するためブログも配信(https://www.youtube.com/channel/UCUa_HEC0GujSJyo0Br4hg1w?view_as=subscriber)も鳳東(tenhou.net)もしばらくおやすみです。

そんな感じで久々にブロガーしたい気分になったので一週間ぶりの更新です!

 

 

 今日はホンイツがテーマです!

 

麻雀やってたら手なりで進めるかホンイツで進めるかの分岐っていうのはたびたび訪れると思うんですけど大まかな指標は

 

 

順目(浅ければ浅いほどホンイツに仕上げてリターンの大きい手にする)

手なりのときとホンイツに仕上げたときの局面の比較

 

 

ですかねー。

 

前者に関しては順目もさることながら東南戦の東場もどちらかというと(手にもよりますが)無理にホンイツにして打点を作ります。

 

東場ならホンイツが空振りしても取り返す局面は残ってますが、南場で無理して空振りした場合はそのあがり逃しが致命傷になって着順に直結しやすいみたいな感じですね!

 

あとは東場で点棒をたくさん持っておいたほうがその後有利にゲームを進められるからホンイツにして打点を作っておきたいというのもあります。

 

 

次に後者に関しては例えばすでにドラ1を持っているときは手なりの2000点よりも無理して満貫にすることが多いです(2000→8000の打点上昇が大きいため)。

 

逆に言えば染めなくても高打点が保証されている場合は無理して染めるよりは手なりで進めてあがり率の高い手組みにします(当たり前ですね)。

 

また、鳳東だと後者の観点で比較することが多いように思います。

 

実際に具体的な局面を見ていきましょー

 

局面はオーラスです!

 

 

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トップとは7200点差、2000オールツモか7700点出あがりでトップです!

 

中を鳴いて1500点をあがって次局勝負!のルートもありますが次局あがれる確率はなんだかんだ4分の1以下(意外と忘れられがち!)なのでこれぐらいの配牌をもらったらなるべく一撃でトップを決めたいとは思います。

 

ラスとの距離も現状遠いのでそれもあって今回はリスクを背負ってでも一撃で決めたいと思う、打9s。

 

 

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圧倒的強者のツモ赤5p

 

これで中を鳴いて染めていけば文句なし一撃トップ。

 

もちろん自力で中ツモからの門前リーチのルートもあるのでホンイツで決め打ちには早い、打2m。

 

 

 

 

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中ポン打2s。

 

ツモ次第ではホンイツにするぞー!

 

 

 

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本局の分岐点。

 

選択としては手なりの打白→8p(9p?)ツモれば一気にマンズを払って染める。

 

もしくはここでいっそのことマンズを払う。

 

先ほども言ったようにこの局に2900点をあがったとしても次局あがれるのは25%以下なのでここは思い切ってマンズ払いを選択。

 

細かいかもしれないが4mと5mは5mから切るほうがいいと思う。

 

この類いの4mと5mの切り順比較は"次の順に赤5mを引き戻してしまった場合どちらを切っておいたほうがいいかどうか"だ。あとは他家に対する危険度で処理の順番も変わるがそこは臨機応変に比較していく。

 

今回は次順赤5mを引いた場合は中赤赤の2000オールのトップ条件が残るため先に打5mとした。

 

 

 

 

 

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平凡に進めてたら2900の両面テンパイだな~と思いつつ「ケチな点棒拾う気なし」のアカギ精神で当然の打4m。

 

 

 

 

 

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というわけで当初の狙い通りの展開でトップを取れました!

 

 

 

 

 

 

~おまけ~

 

手なりの安手聴牌をぶっ壊してホンイツに向かうケースもまれにあるので引き出しとしては知っておきたいところ。

 

 

局面は東2局、ちょうど切られたダブ東が重なったところです!

 

 

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チートイツのイーシャンテン、打4s。

 

 

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こうなるとメンツ手も見えてくる、打8s。

 

 

 

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七対子イーシャンテンからメンツ手のイーシャンテンになる西ポン(打5m、今回は自力赤5mツモよりも他家への危険度で比較した)。

 

 

そういえば七対子は「イーシャンテンからテンパイまで平均14順かかる(1順当たりの聴牌率が約7%のため、うろ覚えだが山読み込みでも聴牌まで平均11順とかだった気がする)」というけれど自分はそれよりも七対子イーシャンテンが5順以内にテンパイする確率は30%のほうを念頭に置いてこの類の手の価値を評価している。

 

 

 

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テンパイ!

 

 

 

 

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イーシャンテン

 

 

この鳴きは浮かせた6pのくっつき機能が弱いのもあって賛否両論あるかもしれないが逆にダブ東のみ2900点あがってもそんな嬉しくなくない? 仮にダブ東出てあがり逃ししても11600聴牌になるからよくない?、って思って鳴いてみた!

 

(実は今見返すとさすがにやりすぎたなと反省している)

 

 

 

 

 

 

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